福島市土湯温泉町の復興まちづくり会社「元気アップつちゆ」などは30日、地元の醸造所「おららの酒BAR」でどぶろくの新製品を披露し、販売を開始した。
商品名は「おららのどぶろく」で販売は3年目。新たにクエン酸を発生させる白こうじを加え、果物のような甘酸っぱい味わいを実現した。アルコール度数を従来の13~15%から6%に下げ、酒が苦手な人にも飲みやすく仕上げた。
加藤恵美子専務は「酸味と甘味のバランスが良く、自信を持ってお薦めできる」と話した。NPO法人土湯温泉観光協会、醸造所の運営会社ORARA(おらら)と共に4月から開発を進めてきたという。
180ミリリットル770円。初年度は6500本の製造を見込む。販売先は順次、県観光物産館や市内の道の駅、県内スーパーなどに拡大する。従来の甘口、辛口の2製品はデザインなどを変更して販売を続ける。
醸造所の営業時間は午前10時~午後5時。問い合わせは元気アップつちゆ(電話024・594・5037)へ。