【震災7年・鎮魂の祈り】笑顔の息子...今も心に 形見が愛された証し

2018/03/11 15:30

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宇紀さんが着るはずだったユニホームを手に冥福を祈る正人さん=相馬市

 大丈夫だと思っていた。諦めたくないから何度も捜し続けた。  相馬市の漁師佐藤正人さん(56)は3月11日、津波で長男宇紀(たかのり)さん=当時(20)=を失った。消防団員として震災直後に遺体の捜索や搬送を行った正人さんは、通常の捜索時間以外にも姿が見えなくなった息子を捜し続けた。  見つかったのは震災から6日たった17日昼ごろ。捜索を続ける正人さんのすぐ近くで「1人発見」という声が上がった。宇紀...

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